蓮池薫さんの本

Category : 時事ネタ

追記あり。




拉致被害者、蓮池薫さんの本…知りませんでした、すでに複数出版されているですね。

この中に横田めぐみさんのことも書かれているようです。飯山一郎氏の暴露本の内容と同じものを含むようです。私はね、部外者の飯山氏が真実!という名目の元、この一連の拉致問題の恥部を暴露本として出版したことに当時は嫌悪を覚えました。あの人、自信たっぷりに「横田めぐみさんが日本国民に向けて声明を出す」と触れこんでいましたっけ。ありました?
私はね、拉致問題は他人事だから無関心と言っているのではありません。飯山氏の暴露本は民衆の好奇心を大いに刺激したでしょう。ですが、それ以上に何か進展がありましたか?

拉致被害家族がなにか公式見解を発表しましたか?

なにか国交正常化に影響がありましたか?

私はね、我こそは真実を知っている!という意気込みでこういった被害者家族の感情への配慮に欠ける行動をする人を良しとしません。内容は横田めぐみさんのご両親にとって聞くに堪えない、知るに堪えないものだったのではないかと思う。勝手に本にされて困惑しただけかと。ましてや部外者に発表する権利あった訳? 言論の自由を盾に取る気だったのでしょうか?
もしご両親の元に未然にこの情報が流れていたとしても日本と北朝鮮の国交問題ですよ…慎重を期すに越したことはない内容でした。

真実は白日の元に晒すのが良い。

確かにそうです。ですが、誰がどのような方法で白日の元に晒すかが重要ではないでしょうか?

部外者の暴露…それは時に独りよがりだったり、自己満足だったりする。まさに飯山氏の暴露本はその典型かと。何がもたもたされました?国交に。「え?金正恩って横田めぐみさんの子供なの?」と一部世間に知れ渡った…で、フェイドアウトしたのでしょ? スカですよ。めぐみさんは未だ正式な声明を出すこともなく、ご両親の元に正式に還ることもない。

ですが、今回の蓮池さんの本は拉致被害当事者の生々しい吐露…飯山さんの暴露とは一線を画すでしょう。政治的影響がないとは限らず。出版元になんらかの圧が掛からないとも限らない。鹿児島の老兵が真実!と叫ぶのとは訳が違う。重さが違う。

当事者の声

賛否あるでしょう。私の意見にも賛否あると思う。ですが、国交という舞台の問題となれば、一市民の部外者は自分が暴露することで何がどう動くかを読む知性が肝要かと思う。どうでしたか?

人間は時に自分がすべきことか選択を迫られることがあります。

誰か飯山氏を焚きつけたのでしょうか?それとも本人の熱血をこの情報が刺激したのでしょうか?いずれにしても早計…かつ愚かだったと私は思う。ですが、飯山氏の本もまた脚光を浴びるかも知れませんね。好奇心に人は勝てない。

人の人生って本当に一言では言い表せない、切ないものがありますね。横田めぐみさんのご両親をはじめ拉致被害ご家族の思いに貢献したいのは飯山氏だけではないでしょうえぇ飯山さんは風穴を開けようとしたのかも知れません。貢献の難しさを私は思う。インパクトだけでは根本解決しない。

そうして、時を経て知った蓮池薫さんの著書。政治的駆け引きに翻弄された人だから「言える」ことがあるのだと思う。人によっては蓮池さんを北朝鮮のスパイという人も…なんということでしょうね。その真意をその人は証明できるとでもいうのでしょうか。

ネットにはあらゆる無責任と独りよがりが蔓延しています。

私たちがこうした問題で受け取るべきは何なのでしょうね。もし自分の元に衝撃的情報がもたらされたとして…自分には出版するコネがあるとして…ことの重大さと自分が暴露することで国交が動くかとか…そういう揺らぎを経験すると思う。

事実を語るに相応しい…自分が立場かどうか…理性と品性が問われることがあるのだと思う。




当事者の蓮池さんが書いたとしても国交に異変はないのかも知れない…あるかも知れない。蓮池さんこそ…被害家族との意思の疎通を図りやすい立場でしょう。それでも不協和音はあるのかも知れないのですよ。家族に長きに渡ってある苦悩とジレンマはもうとっくに限界を超えているでしょう。

国際政治はごく一握りの人間の思惑で動く。そこに風穴を開けるのは命がけなのだと思う。




蓮池さんの勇気、出版社の気概が損なわれないことを祈るばかりです。




[ 追記 ]
こういう本が情報通ではなく当事者の手で書かれ、出版されるに至る。水面下の攻防をも思わせて…これは意味深長です。




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(2016年12月27日記)

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