魂のご飯(1)

Category : 魂のご飯

子供の頃 日常の風景の中にご飯を作る母親の後ろ姿がありました。

部活の帰りに「ここはカレーだな」とか「ここは肉じゃがかあ」とか家族で囲む食卓がりました。ところが、今時の晩ご飯は崩壊しているというニュースが最近目につくようになりました。塾や習い事は親がかり。母親に食事を作る余裕がないのだと言います。母親も疲労していて洗い物をしなくて良いようにということで、パックが並ぶ食卓の写真もTVで公開されていました。

そんな親を見ながら育った子供はどういう大人になるのでしょう。

子供は良くも悪くも親を 大人を見て育っていきます。その子供たちが大人になって子供を持った時、やはり洗い物が面倒だからとパックのまま食事を出すのでしょうか。

食事は脳を育て心を養うと言います。

巷にはマナー無視の家族が急増しているようです。河原バーベキュウーのゴミ、高速休憩所に家庭のゴミ!に留まらず、ペットの死骸まで捨てられていると言います 。学校に「ウチの子に掃除をさせないでもらいたい」「こっちが頼んだ訳でもないのに給食費をどうして払わなきゃならないのか」という苦情も学校に寄せられると言います。まさに身勝手とはこういうことを言うのでしょう。でも皆さん、これは一般人の話。昔風に言えば不良と名指しされてもおかしくない人の話ではありません。もう大多数が常識を持っていて少数の人が人の迷惑を考えられないという時代ではなくなっているように思います。

社会の基本は家庭です。

ですが、その家庭の食卓を支える母親が手間を厭い手抜きをする…食事は私たちにとって楽しみのひとつ。そう思うのですが。
「お母さん!今日の晩ご飯は何?」子供の頃、私は帰宅すると毎日のように聞いていました。そして今は私が子供から「お母さん 今日の晩ご飯は何?」と聞かれる立場です。子供にとってお母さんの作ってくれるご飯は何よりの楽しみのひとつ。もしそうでないお子さんがいるとしたら、何かしら、やむにやまれぬ原因があってのことでしょう。

子供を愛しいと思う親は…普通の親とは敢えて言いません、普通の人が崩壊しているので。子供のために身を削る…それは昔も今も変わりはないと思います。習い事で忙しい。親掛かりの塾や習い事も身を削っていると言えなくはありません。でも食卓を日常的に疎かに「する」ってどうなのでしょう。

一日は等しく24時間

私たちはそれぞれの時間割で動いています。時間に追われる生活も親の心には「あなたのためでしょう」という印籠が潜んでいます。思い当たる節があるという方も少なくないのではないでしょうか。それをいけないと言おうとしているのではありません。ですが、時間のやりくりや食卓の采配は

母親の『段取り力』が問われるところと私は思っています。

母親ばかりに育児の負担がかかっているという反論もあるとは思います。フラストレーションが溜まるとその気持ちは分からないではありません。それでも現実問題、父親が仕事で出掛けて家にいるのが母親であるならば、育児の負担は母親が負うしかないでしょう、日曜は別としてもです。同じ負担を負うにしても子育てママさんと交流を持つとか、何かとサポートし合えるように工夫することは出来るはず。一歩前向きになる必要はある訳ですね。先方からやって来るのを期待するだけでは始まらない。私もそうやって何かと助け合ってきました。

現実問題フラストレーションが溜まるのをどう解消するか、ですか?

子育てに関して言えば、一人で抱え込まないことでしょうね。人間関係を人頼みにしないで自分で見つけること、そう言うしかありません。
多くの親は子供に何か技能を身につけさせ、それが豊かな人生に繋がるようにと願っているでしょう。でもアトピーや何らかのトラブル(イジメや引きこもりも含めて)を抱えたお子さん、難病を抱えたお子さんと向き合う親御さんは必死で自分の時間も体力も削ってお子さんと向き合っています。向き合わざるを得ません。

それは「命」に関わる問題だからです。

授かった命があって家族で支え合って、そこに何ものにも代え難い「絆」が生まれるというお話を聞く機会も少なくありません。自分を見つめる子供の眼差しに励まされ、両親の心で愛が育つ様子を垣間見ることも少なくありません。
幸せって、恵まれているって、人の数だけ形があるとその度私は感じます。豊かさもそれと同じと。でも、ひょっとするとそこに至るプロセスこそが「魂のご飯」なのかも知れません。親も人の子。完璧ではありません。でもだからこそ工夫をする。私は毎日の「ご飯」もそのひとつでだと思うのです。




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(2016年12月27日記)

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