しょせん他人事な愚者

Category : 辛口ごめんなさい

沖縄振興予算減額へ 深まる溝(2015年1月9日(金) 毎日新聞)

<沖縄振興予算減額>翁長知事と深まる亀裂 表向きは財政難
 政府・自民党が2015年度当初予算案で沖縄振興予算を減額する方針を固めたことで、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設反対を掲げる翁長雄志知事との亀裂がさらに深まる。政権は財政難を表向きの理由とするが、移設を容認した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)前知事と予算面で差をつけ、移設反対派に圧力をかける思惑がにじむ。翁長氏は8日、減額に一定の理解も示したが、政権と現県政のパイプは細る一方で、対立の行方は不透明だ。(毎日新聞)

<Facebook>
こうなることはある程度予想された結果のひとつです。それでも翁長氏を知事に選んだ県民は妥協せざるを得ないですね!他の選択もあったわけですから。「あれは嫌だ!」でも「これは欲しい!」と全てを手に入れることは『むしのいいワガママ』に他なりません!これは別に沖縄県だけに限らず全ての都道府県に言えることですが(^o^;)








「「あれは嫌だ!」でも「これは欲しい!」と全てを手に入れることは『むしのいいワガママ』」

やれやれ…むしのいいワガママですか。沖縄に基地問題投げっぱなしの内地の人間のこういう書き込みが多く見受けられるFacebook。無論そうではない意見もあるにはありますが、それに対する反論返しの品のなさには閉口を禁じ得ない。
沖縄県民が戦後長きに渡って強いられて来た苦悩は内地の人間にとっては人ごとなのでしょう。こういうふうに正論でもあるかのように書く人たちはどれくらいその痛みを知っているというのでしょう。自分の足を使ってどういう戦後を沖縄県民が辿ってきたか、その歴史を生の声を拾いもせず調査もせず




何様?な人間の多いこと






こういうのを私は「しょせん他人事な愚者」と思っています。失礼な言い方ですか?果たしてそうでしょうか?
確かに米軍基地があるのは沖縄だけではありません。東京都下にもある。近くに出向く機会がありますが、米軍機があまりに間近に飛ぶ光景にギョギョッとしてしまいます。それでも沖縄ほどの問題は聞こえてきません。

この温度差には複雑なものがあります

沖縄県民がかくも長きに渡って治外法権の理不尽さに耐えたかを多くの国民が真剣に捉えていないという現状がこういう書き込みから見えてくるのは私だけなのでしょうか。きっとこういう反論が来るでしょうね。

だったら、あんた真剣に関わったことあるんか?

私はね、少なくとも「「あれは嫌だ!」でも「これは欲しい!」と全てを手に入れることは『むしのいいワガママ』」とは到底思えません。そう思うと思わないとは雲泥の差があるということです。それが理解できない相手とはまともな話ができませんよ。
友人を尋ねて沖縄に行ったとこがあります。しかしながら友人がいようといまいと以前よりこの気持ちに変わりはないのです。

沖縄県の負担の大きさを理解もせずに「「あれは嫌だ!」でも「これは欲しい!」はワガママ」と批判する…これは他県民なればこその他人事と呼ばずしてではないでしょうか?自分とこに基地が来るとなると大騒ぎってのがありましたよね。沖縄知事を予算欲しさのワガママ呼ばわりする人の方こそ人の痛みが分からぬ身勝手人間と思いますけど。

まったくワガママはどっちなんでしょうか

政府が取った言動は「俺らのいうこときかないヤツら」への制裁かと。見せしめのようでもあります。実に冷淡。戦後70年という歳月の温度差を思い知らされるばかりです。
沖縄の基地問題は身内、あるいは近しい人間に米兵による犯罪や連日の騒音苦悩経験者がいる人間であれば、あぁいう書き込みはしないのではないでしょうか?

もし

上記のような書き込みをする人自身が沖縄基地問題の渦中にあったら?

まったく異なる見解を持っている可能性…低くはないでしょうね。人間はね、自分の身に起きなければ何ごとも理解できません。
私は沖縄に行った際、友人と案内役の方に基地問題に関して質問してみました。二人ともに言ったのは「負担は大きい…だけど、基地で食べていっている人がいるのも事実。簡単には言えない」というものでした。

沖縄県知事、沖縄県民の選択は決してワガママでも身勝手でもない。予算?減らされてクレームを入れるのは知事として当然のことかと。

別の視点からこの問題を見てみると

アメリカ軍事と世界情勢がもうこれまでのように機能しなくなっている点をあげることができるでしょう。これまでは抑止力になっていた部分があります。米軍にとって東・東南アジア圏の有事に備えるには、戦後統治下に置く日本…沖縄は地理的利点があるという解説者の話を耳にしたことがあります。しかしながら世界情勢はこれまでとは違う勢力図へ移行中です。
日本政府としては戦後統治下にある国として米国の要求を拒絶はできない。米国が沖縄を最重要地点のひとつと位置づけているのであれば、日本国政府としてはそれに従うしかないでしょう。ところが、その沖縄県民から「No!」を突きつけられた訳ですね。で、「だって言うこときかないんだもん。予算減らすよ」となった。

選挙結果は県民の意思

沖縄県民も列記とした日本国民です。県民の意思をないがしろにしたってことでしょ?これ大きく括れば、民主主義もへったくれもない話ですよ。

ところが内地の人間の「「あれは嫌だ!」でも「これは欲しい!」はワガママ」と批判する者の何と多いことか!私に言わせれば「「米軍基地来ちゃ困る!」「嫌だ」「移転?だったら俺んちの県じゃなく他をあたって」こそワガママかと。

米軍基地は日本あちこちに分布しています。沖縄の負担が一番大きく、県民がこれまで味わってきた苦渋を他県民は理解し、いたわりを行為で示さねばならない。ところが、基地移転、来られるのは嫌!それに留まらず沖縄県知事を県民をけなす…心ないとはこういう姿勢を言うのじゃないでしょうか?

もし、あなたの住む町に沖縄県にあった分の基地が大挙して移動してきたら、戦闘機の騒音、米国兵によるレイプなどの犯罪懸念があなたの住む町でも出てきたら?




私たちはね




決して他人事としてこういう問題を考えてはならないのだと思う。自分だったら?良心に問える人間であろうとするに越したことはないのですよ。そりゃぁ沖縄県民とて問題がない訳じゃないだろうし、一枚岩ではないかも知れない。しかしながら、沖縄県民の普天間から辺野古移設への拒否を私たちはたらい回しにするような考えをしてはならない。辺野古移設拒否の腹いせのように予算削減を言い渡され、県知事は一定の理解を示すものの…それをワガママと批判するような人間であってはならない。

一緒に考える

ひとごとではない

痛みを分かち合う

何故こういう発想ができない人間が多いのか?答えは簡単です。




未熟者だから





日本人がこれからの新しい世界の中心になる?バカ言ってんじゃない







日本人とかそういうのもまったく関係ない。個々の資質こそが問われる時代に突入したということを忘れないでいて下さい。






痛みを分かち合う





このことを忘れないでいて欲しいと願わずにはいられません。





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(2016年12月27日記)

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